できるだけ自動車は廃車にしないのがポリシーです

「できるだけ自動車は廃車にしないのがポリシーです」という考え方の人が世の中にはいらっしゃるかもしれませんが、それは自分を美化したいだけの空想論だと思います。例えばマイカーを何年も乗っていれば、そのうちいろんな箇所が故障してきます。その場合、故障した箇所の部品を交換する必要性に迫られますが、すでに生産中止の車種ともなると純正部品の在庫保有期間というのが限られています。確か8年くらいだったと思うのですが、こうした部品の保有年数というのは、法律で決められていることなのでどうすることもできません。従って、例えば日本の名車にも登録されているようなトヨタ2000GTとかスカイライン2000GTRなどは、今でもネットオークションなどを見ていると随分と高値で取引が行われています。

ただし、例え名車といわれている車であっても、当然純正部品というのはないので、その代わりとなる部品を取り付ける必要があります。しかも、純正部品に代わるような代替部品を取り付けるといっても、多少なりとも改造する必要があるでしょうね。

自動車修理に関する仕事に携わっている人であれば、そうしたことも容易なのかもしれませんが、素人の方ともなるとかなり大変です。まずは自動車修理が可能な人と常にコンタクトを持って、改造費用などを支払いながら維持していく必要があるでしょうね。もちろん、今でも高値で取引が行われているような名車ともなると、そうしたマニアの方にとっては何の煩わしい問題でもないことなのかもしれません。ところが、どこにでもあるような車に乗っている方であれば、代替部品が使えるように改造してまで乗る必要性もないでしょうね。それよりも、もっと機能的な車が数多く市場には出回っています。ちなみに、トヨタ2000GTとかスカイライン2000GTRに関しても、それよりもはるかに馬力があって高機能が車がトヨタや日産からは販売されていますね。