廃車を中古車として買い取ってみました

廃車、正式には抹消登録をした車を友達から譲り受けて、その車を公道で再び乗ろうとした場合、当然友達はナンバープレートを返上しておりまだ残っていたかもしれない車検も消滅しています。従って、例えタダ同然で車を譲り受けたといっても、新たに車検を新規で取得する必要があるでしょうね。ただし、通常のマイカーの継続車検に比べると、抹消登録後の新規車検の取得というのは検査基準が相当厳しいといわれています。

一方、廃車を買い取りしてくれるような廃車買い取り業者というのがあります。全国的にも有名な業者さんでは、「廃車王」などがそうです。通常の場合、ディーラーや車屋さんに廃車するために車を引き取ってもらうには、お金がもらえるどころか、逆にお金を支払わないといけないくらいです。ところが、こうした廃車専門の買い取り業者ともなると、中古車のようにして買い取ってくれるので、お金を支払うどころかほんの数万円程度の値段が多いのですが、それでも逆に買い取ってくれるので有り難い業者さんだと思います。
(参考:ボロボロの廃車でもそれぞれのパーツは生きている

ちなみに、知人の中にもこうした廃車買い取り業者に勤めている人がいるのですが、以前一緒に食事をした際に「廃車を中古車として買い取ってみました」といっていました。通常の中古車屋さんやディーラーでは、廃車するのにお金を出して買い取ってくれるという例はほとんどありません。ところが、廃車買い取り業者の場合、無料かもしくはお金を出して買い取ってくれるという、このカラクリについては不思議でなりません。一般論でいえば、ディーラーや中古車屋さんの場合、10万キロ以上乗っている車や型の古い車といった廃車同然の車を買い取って、例え費用をかけて整備を行ったとしても中古車市場において売れる見込みがないからだと思います。それに対して廃車買い取り業者というのは、買い取った廃車から様々な中古のパーツを取り出して、パーツ単位で売り込むらしいですね。